えんどうまめblog

豌豆豆のツルのように、曲がりくねりな人生の記録を綴っていきます。

ハンコに40万円払った経験から学んだこと

 

 

私は過去、ハンコに40万払ったことがあります。

 

ハンコはハンコでも開運グッズとして購入したものでした。

 

そのハンコを買った当時の自分に言いたい。

『開運グッズは簡単に手に入るけど、その瞬間から自動的に幸せになれるワケじゃないよ』と。

 

今では人生の高い勉強代だと笑えるけど、人生でトップ3に入る失敗でした。

 

   

ハンコに40万払った話
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今なら

「えっハンコが40万円?それ間違いなく詐欺でしょ。」

 

と、何の迷いもなく思います。

実際調べてみても、印鑑はどんなに高級でも10万前後です。

 

40万円って高額ですよね。

購入するものが車なら「安い」かもですが、ハンコです。たかがハンコ。

どう考えてもおかしいものに手を出した私。

 

でもその頃の私は、「ハンコにその値段はありえない」と疑う判断力すら失うほど、精神的にヤバかったんです。 

 

自分の中で“暗黒時代”と呼んでいたその時期はおよそ10年くらい続きました。

 

いつも背中になにかがのしかかっているような、目の前にいつも見えない壁を感じるような、閉塞感がずっと纏わりついている。

この頃は生きるのが辛かったです。

かと言って死ぬまでの覚悟はなく、宙ぶらりんで生きていました。

 

そんな苦しい状況から早く抜け出したくて手を出したのが【40万円のハンコ】です。

 

苦しい状況を救ってほしくてすがったのは友達でも家族でもなく“占い”

暗く長いトンネルの中にいるような、ふさぎ込んだ状況から少しでも早く抜け出したくてすがったのは、友達でも身内でもなく占い

 

友達や姉妹にこの苦しみを打ち明けられれば良かったんですが、当時の自分は『弱い部分を見られたくない』とか『こんなこと話して離れていったらどうしよう』という思いがあり、言えませんでした。

 

のちのちの自分を苦しめることになるとも知らずに。

 

自分のことを知らない第三者の方が相談しやすいと思った私は、開運占いを選びました。 

雑誌の中にある占い師紹介コーナーから、気になるところに電話をして占い鑑定の予約。

 

当日は占い師がいる事務所に行き、初めは筮竹(ぜいちく:竹ひごのような棒でジャラジャラするやつ)でいろいろ見てもらいました。

 

どんなことを言われたのかはもう覚えていません。

でも、言われたことすべてにおいて“自分の運気が上がるために言ってくれているんだ”と信じ、疑いませんでした。

 

良く言えば素直。悪く言えばただの言いなり状態。

 

今思い出しながらこうやって書いていても「ヤバいな、私」と思います。

 

開運グッズとして勧められたのが“ハンコ”

ひと通り占いが終わった後、開運グッズとして占い師に勧められたのがハンコ。 

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実際購入したハンコ(実印)

 

ハンコの素材は象牙で、ケースはワニ革だったと思います。

象牙もワニ革も確かに高級なんですよね。

 

このハンコは特注品(今となってはホントかどうかわからないが)なので、占いに行った日に注文して後日また事務所に取りに行くっていう流れでした。

 

で、占いに行った日に購入を決め、言われた価格が40万円。

 

値段を聞いて、最初は確かに「えっ!」と驚きましたよ。

でも、『ハンコはお祓いをして良い運気を引き寄せるようにする』などと吹きこまれ、「たかがハンコにこの金額?」という疑心より「このハンコを買うことで苦しみから抜け出せるのなら・・・」という期待の方が勝ってしまい、購入を決定してしまいました。

4~5年のローンで。 

 

ヤバすぎるハンコの説明。でもそれも信じた。

注文したハンコが出来あがり、受け取りに行ったときにされたハンコの説明内容がヤバかったです。

 

占い師:「この印鑑ケースについている朱肉は使わないでくださいね」

私:「なぜですか?」

占い師:「この朱肉はと同じです。そのを使うということは、あなたの運気も下げてしまうということです!なので、この朱肉は使わないでください」

私:「そ、そうなんですね。わかりました」 

 

今なら

「は?なに言ってんだコイツ。やべーな(ーー;)」

ってドン引きですけど。。

 

が、その時の私は”運気が上がるなら”と信じ、その後数年間本当にその朱肉に手をつけませんでした。

 

・・・・・・・

「いや、血なわけないじゃん!疑えよ!!」

 

デロリアンで当時の自分に会いに行って怒鳴ってやりたい。

 

ちなみにこのハンコは今もありますが、今は朱肉もガンガン使っています。

 

開運グッズは“行動の後押しをするもの”に過ぎない

開運グッズは、あくまでも自分の幸せの後押しをする【お守り】という存在にとどめておかないとキケンだよ、と言いたい。

 

いろいろ脆弱だった私は、開運ハンコを手に入れたことで自然と運気が上がっていくものだと勘違いしていました。

自分で自分を幸せにする努力もせずに『ハンコはお祓いをして良い運気を引き寄せるようにする』という言葉を鵜呑みにして、良い運が来るのをボーっと待っていました。

 

でも気付きました。  

来るわけないじゃんってww 

 

実際、開運ハンコを買って私の人生でなにが変わったかというと“借金が増えた”くらいです(笑)

ただただハンコにすべてを委ねた他力本願な生き方をしている人間に、良い運なんて巡ってくるわけがないんです。

 

しかし、私にとって幸いだったのはここで『開運グッズを持っているだけじゃ何も変わらない』と気付けたことです。

 

もしこのまま開運グッズにハマっていたら、ハンコに運気上昇の効力を感じないとわかった時に、また別の開運グッズに手を出す可能性がありました。

こんな負のループに陥るとあとに残るのは膨大な借金のみ。

 

今の自分を幸せにするどころか、未来の自分まで苦しめるという本末転倒な結果に。

 

開運グッズに祈りを込め大事に持ち歩くのは良いけど、たかが開運グッズに自分の人生を乗っ取られないように気をつけたいものです

 

自己肯定感の低さが招いたと思っている

このハンコを購入するハメになった原因は自己肯定感の低さだと思っています。 

 

「どうせ私なんて」

「あーまただ、私の時っていつもこう」

 

今もちょいちょい出てしまいますが、ハンコを買った当時は常にこんな思考回路でした。

 

自分の考え=悪がデフォルトだったので、自分の人生なのに主体的に生きるのが怖く、開運グッズにすがっていました。

 

最後はやっぱり”自分”  

過去の自分みたいに、今まさに開運グッズありきで生きている人に言いたい。

 

『開運グッズは簡単に手に入るけど、その瞬間から自動的に幸せになれるワケじゃないよ』

  

誰かやなにかにすがるのもいいけど、それ以上に自分で努力しなければ自信もついてこないし、幸せも手に入らないと思います。

 

私は、このことに気付いてから開運グッズに全く興味がなくなってしまいました。

それより、自分が好きなもの持ってた方が幸せを感じます。