今週のお題「二十歳」
成人を迎えた皆さん、おめでとうございます!
すでに二度目の成人を迎え、さらに数年経ったヨウです。
思えば中学・高校時代の自分は、ハタチにすごく大人なイメージを持っていました。
化粧してオシャレして、いろいろ経験を重ねていい大人になってるんだろうな、と。
そして自分も、その例に漏れず“イイ大人”になっているものだと疑いませんでした。
が。
実際の二十歳の自分はまったく大人じゃなかったです(笑)
当時はディスコ全盛期で、とにかくパワーが溢れていました。
高校卒業後に就職したアパレルショップの洋服も、ボディコンまでいかなくとも、肩パッド・ラメ・スパンコール・深めのスリットと攻めたデザインが通常。
社会人デビューした私は、服の着こなしもそのショップで覚え、それに合わせてヘアスタイルやメイクにも気を遣うようになりました。
なので、見た目は学生時代とはガラッと変わり大人っぽくなっていたと思います。
中学時代、おとなしく地味だった私の変わりように同級生は
「こんなにしゃべるんだね!」
「キレイになったね!」
と驚き、私もその反応が嬉しかったことを覚えています。
でも、内面的な部分は中学時代からなにも変わっていない自覚もありました。
たとえば、肝心な部分で動けなくなったり、伝えられなかったりするところ。
これを象徴するひとつのエピソードを、少しお話しさせてください。
私は中学の3年間、ずっとひとりの同級生の男の子・Dくんが好きでした。
小学生の時も好きな男の子はいましたが、話せない・顔も見れないくらい好きになったのはDくんが初めてだったので、これが初恋だったと思います。
そのDくんとは、結局3年間想いを伝えるどころかまともに話すこともできないまま中学を卒業。
自分に自信がない私にとって告白すること自体大変なイベントだったし、断られることしか考えられなくて一歩も踏み出せませんでした。
それでも高校1年の時、友達にそそのかされた形でラブレターを出しました。
しかし彼からは何の音沙汰もなく、「やっぱりフラれたのか」と落胆。
それでも直接伝えたワケではないので、スッキリ諦めることができず、そのまま二十歳になるまで他に好きな人はできませんでした。
そして迎えた成人式。
当初そういった式典はめんどくさくて行かないつもりでしたが、友達も出席するのと、一生に一度のイベントだからと出ることに。
式典の後、夜に友達と合流して、地元で一番人気のディスコへ繰り出すことになりました。
そこでまさかのDくんとの再会。
まさか逢えるとは夢にも思わず、嬉しくて楽しいひとときを過ごすことができました。
中学を卒業して5年、まだ現在進行形でDくんを好きだった私。
これは、
「成人したんだから、一歩踏み出しなさい」
という、神様がくれた最初で最後のチャンスだったはずなんです。
なのに・・・
私はまたもや想いを伝えることができませんでした。
せっかく目の前に本人がいたのに。
結局、15歳からまったく成長していないんです。
その日からしばらくの間、言えなかった自分を責めました。
今は自分を責める気持ちはありませんが、想いを伝えられなかった後悔はずっと残っています。
恋愛に限らず、 相手に自分の正直な気持ちを伝えるのって怖いし、とても勇気が要ることですよね。
だからこそ“気持ちを伝えられるか・伝えられないか”は、人間的な成長を左右するんじゃないかと思います。
伝えるにしても、感情のコントロールができないといらんことまで言ってしまい、伝わるどころか相手を傷つけてしまいます。
私もそれで何度自己嫌悪に陥ったことか。
自分が今抱いている思いや感情を、客観的に見つめられて冷静に言葉で伝えられること。
私はこれをできる人が大人だな、と思います。
決して我慢をするわけじゃなく、自分の気持ちをきちんと伝えられること。
相手と自分、両方ともWIN WINでいられるように気遣える人。
私、まだまだだな。
というか、死ぬまでにここ(大人)に到達できんのかな。
物理的には成人を迎えれば酒が飲める・タバコが吸える・選挙権が与えられるなどいろいろあるけれど、それが出来ても「幼い人」はたくさんいる。
『大人』になるにも個人差があるってことですかね。
まずは改めて
新成人おめでとうございます!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°