アネロのように、コツコツと。

もう40代、まだ40代。これからもコツコツと、いろんな経験を重ねていく。そんな経験から感じたことを綴るブログです。

漫画家になる夢を諦めた私が頑張れなかった2つの理由

 

こんにちは、ヨウです。

 

「あの時、もう少し頑張っておけばよかったなぁ」と思うこと、ありませんか?

 

私は、20年経った今でも「あの時もう少し頑張ってれば・・」思うことがあります。

 

それは漫画を描くことでした

 

 

一時期は本気で漫画家を目指していた 

 

私が漫画を描き始めたのは小学3年生あたりから。

始めは、新聞についてくる広告の裏がなにも書いていない紙に人物のイラストを描いているだけでした。

ある時、なんとなくそのイラストにテキトーにセリフをつけてみたら、途端にただのイラストから人物としての意思を持ったように感じたんです。

命が吹きこまれたというか、それがすごく面白いと思ったのが最初でした。

 

そして、そのイラストが人物として意思を持って話すということは、話し相手がいないとダメじゃんと思い、話し相手のイラストとセリフも描き足すと、そこにひとつのシーンと二人のキャラクターが出来上がりました。

 

「なにこれ、おもしろい」

私の中にそんなわくわくした感情が沸き上がりました。

 

ひとつのシーンができると、「このあと、このキャラクターをどう動かそう?」と考え、また別の紙に続きを描いていく・・そんな繰り返しをするうちに、一枚の紙にコマ割りをして絵とセリフを描くようになっていきました。

 

これをきっかけに、少しでも漫画をうまく描いてみたい気持ちが強くなり、好きな漫画家の絵を真似たり、独自でデッサンの勉強を始めたりしました。

 

 

漫画を描くための画材も揃える 

 

描いているうちに本気で漫画家になろうと思い、漫画の画材も揃え始めました。

 

主に揃えたもの

 

  • 原稿用紙・・B4サイズの厚手の紙【断ち切り線】と呼ばれる、原稿を印刷した時に「ここまでが印刷範囲だよ」という意味の薄青色の目盛り線が入っている。
  • Gペン・・筆圧の強弱をつけると太い線、細い線とも描けるのでマルチに活用できる、一番ポピュラーなペン先。主に人物の全身の輪郭を描くときに使っていた。
  • 丸ペン・・細かい部分を描くとき用。ペン先がけっこう固いので、あまり筆圧が強いと紙が削れ、インクがにじんでしまうこともある(経験済)。
  • スクリーントーン・・背景の効果的な演出に活用。サイズがや種類がいろいろある。裏にノリが付いてるので、原稿用紙にそのまま貼り付け、余分な箇所を切り取って使う。
  • 雲形定規・・スピード感などを強調したい時、キレイな曲線を描く時に活用。

など。

 

下書きしたものに、ペン入れという、鉛筆で描いた絵にインクを漬けたペンで清書していく作業をしていくと、自分の絵なのになんだかプロっぽく見えてくるんですよね。

またスクリーントーンや、集中線などの効果線を駆使して背景に演出をしたり。

一枚の紙の上にどんどん躍動感が出てくるのを楽しみながら描いていました。

 

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↑集中線です

 

ある少女漫画雑誌に応募してみた

 

本気で漫画家を目指すなら、今の自分の画力やストーリー構成をプロに見てもらいたいと思い、当時毎月買っていた少女漫画雑誌に16ページのストーリー漫画を応募することに。

応募した当時、20歳を過ぎたばかりだった私が考えたストーリーは、今思い出しても恥ずかしいしかないくらいベタな設定の恋愛漫画でした(^^;

 

それでも、その時は頭を振り絞って考えたんですよね・・ 

 

漫画を描く作業の流れの中で一番大変だったのは、16ページに収めるようにストーリー構成を考えることでした。

あれもこれもエピソードを盛り込むには、16ページは短すぎるんですよね。

ページ数が決まっている漫画を描くのはもちろん初めてだったので、特に入れたいエピソードをなんとか絞って構成を練っていきました。

 

初投稿の作品が『期待賞』を受賞 

 

試行錯誤しながら出来上がった作品を少女漫画雑誌の応募先に投函。

応募~発表までの期間は2カ月くらいだったと思います。

 

応募した瞬間から、結果発表を待つ日々が始まります。

「どうせダメもとだし・・」と思いながらも、そわそわしながら待っていたのを憶えています。

 

そしていよいよ、待ちに待った自分の作品の結果が知らされる月の雑誌の発売日ー

 

いつもなら、毎月楽しみにしている連載漫画のページから開くところを、この時ばかりは真っ先に結果が掲載されたページにいきました。

 

応募された作品は、金賞・銀賞・デビュー賞・期待賞・A~Cクラスの順に評価されます。

金賞~期待賞は作品のワンカット+作品の評価が掲載され、金・銀・デビュー賞はデビューを約束される、という感じです。

 

毎月、とにかくたくさんの作品が応募され、金賞~期待賞から漏れたA~Cクラスの名前は小さい字でびっしり掲載されています。

 

そんな中、私の作品はどのあたりの評価だったのかー

と、探そうと思った時、なんか見たことある絵を発見。

 

最初は「私と絵の感じが似てるなー」くらいにしか感じませんでした。

 

でも、よくよく見ると、「・・・私の?」とにわかに実感し始め。

 

作品のタイトルとペンネームを確認し、初めて自分の作品が期待賞という賞に入賞していることがわかりました。

 

初投稿でいきなりワンカットが載るような賞の受賞。

嬉しいより先に信じられないという気持ちでいっぱいでした。

 

惜しくもデビューに一歩届かなかったとはいえ、当時20年ちょっとの人生の中で最も自分が輝けた瞬間でした。

 

そして、ここからまた頑張って次の作品を描くぞ!と勢いづくはずだったんですが。。

 

なぜ漫画家を目指すのをやめてしまったのか 

 

私は、漫画家になるのを諦めてしまいました。

デビューできなかったとはいえ、ワンカットが載る賞を取ったのにどうしてデビューするまで頑張れなかったのか。

 

 

20年経った今でも後悔している、頑張れなかった2つの理由。

 

『漫画を描くこと』を楽しめなくなってしまった

 当時の私は、絵を上達するためのテクニックを身に付けるのは楽しかったんですが、ストーリーを考えるためのネタ集めがヘタでした。

というより、ストーリーのネタとなる情報をインプットする作業を面倒くさがって避けてしまったんですね。

インプットせず自分の頭だけで考えていれば当然煮詰まってしまい、だんだんと”漫画を描く”ことが楽しめなくなってしまいました。

 

本当の意味で”プロになる”ことを理解していなかった

プロになるということは、好きなことを仕事にするとはいえ、作業の中では必ず“やらなければいけないこと”が出てくるんですよね。

 

インプットするという作業を面倒くさがった私は、漫画家になりたい気持ちより、少しでもラクしたいという甘えが勝ってしまいました。

本当に漫画家になりたかったら、面倒だったり苦手な作業さえも

「あ~この作業苦手だな~。でもこれをやればもっといい作品になるからがんばろ!」

ってなれるはず。

 

その作業の必要性を考えていなかった私は、「漫画家になりたい」と言いながらも本当の意味でプロになることを理解していなかった、そこまで腹をくくって目指す覚悟がなかったんですね。

 

 

頑張れなかったことで後悔している気持ちはずっと消えない 

でも、この時に諦めた経験は月日が経った今でも後悔としてずっと心の中に残っています。

漫画家になりたい気持ちがそこまで本気じゃなかったわりに、なぜいつまでも引きずっているんだろう・・とずっと考えていました。

 

そしてそれは、中途半端でやめてしまったからだと気付きました。

 

自分の中で「やり切った!」と思えるまで頑張れば、もし結果的に漫画家になれなかったとしても心残りはなかったと思います。

 

さいごに

この事があってから、これからやろうとすることに対しては、苦手な作業が出てきたらすぐに『諦める』前に『どうすれば出来るようになるか』を試行錯誤して、少しでも前に進めるように意識しています。

 

自分で決めたことならなおさら、自分のことを信じてあげたいですよね。