えんどうまめblog

豌豆豆のツルのように、曲がりくねりな人生の記録を綴っていきます。

18歳、初めて自分で稼いだお金でスーツを買う

 

「大人になったなぁと思ったのっていつ?」

と聞かれると真っ先に思い出すことがある。

 

46年の人生の中で自分が「大人になったな」と一番感じたのは、アルバイトで初めて自分で稼いだお金で物を買ったこと。

買ったのは就職先の入社式で着るスーツだった。

 

なぜか、社会人としていただいた初給料よりこっちの方が記憶に焼き付いている。

 

勉強が嫌いなのと、早く自分で働いたお金で遊びたくて就職という道を選んだ私。

就職試験が面接だけという安直すぎる理由で選んだアパレル業界への就職も無事に決まり、高校卒業後は入社式までのんびり過ごす予定でいたのだが、

「入社式のスーツは自分で買おう」

と思い、即行でバイト先を探した。

 

バイトを始める前に欲しいスーツは決めていて、値段は2万5千円くらい。

f:id:punk_tata88_04tantan:20220305225402j:plain

こんな感じの↑↑↑

色はイエロー系で肩バッドが入ったダブルボタン、ショートパンツのスーツ。

アパレルメーカーだから、ちょっと派手めの方が良いかもと思ってこの色にした。

時代を感じる・・・

 

話は戻り、見つけたバイト先は大手百貨店の中にあるレストランのホールスタッフ。

就職先がアパレルの販売員だったから、先立って接客に慣れておこうと思ってそのバイトを選んだかどうかは覚えていない。

 

バイト期間は2、3週間くらいの短期だったと思う。

短かったけれど、お店の雰囲気や先輩スタッフさんのことは今でも覚えている。

調理担当のきれいなお姉さんと、ホール担当のお兄さんが特に優しくいろいろと話しかけてくれた。

ホール担当のお兄さんにちょっとときめいていたが、他のスタッフから調理担当のお姉さんと付き合っていると聞き、あっけなく撃沈したっけ。

確か2人とも23歳くらいで、当時18歳の私にはとても大人に見えた。

こんな風に学校と家以外の場所、家族や友達以外の人と接することがほぼなかった私にとって、アルバイトは刺激的で新鮮な経験だった。

 

アルバイトを始めるまでは、趣味で漫画やイラストを描くようなインドア生活で、家族には

「電話の声が小さくて聞こえない」

と言われていた(今で言う陰キャ的な?)。

そんな私がアパレル販売員になることを選び、レストランのホールスタッフとしてアルバイトをする未来なんて、高校生活を送っている間はみじんにも思い描いていなかった。

家族も私自身も事務職として働くと思っていたし。

だからといって決して内向的な性格ではなく、普段からあまり深く考えない性格なので今までと違った世界に行くことにあまり抵抗はなかった。

 

ホールスタッフのアルバイトは、お客さんの目の前でグラスを落として割ってしまったりと失敗もいろいろあったが、一緒に働くスタッフさんが優しかったおかげで楽しく働くことができた。

 

そうして稼いだアルバイト代は2万5千円。

金額は決して大きくなかったけれど、自分で稼いだお金だと思うと妙に重みがあって感慨深かった。

週5とかフルタイム勤務じゃなかったけれど、初めてのバイトで緊張したからか、楽しかったけどすごく疲れて2万5千円を稼ぐのって結構大変なんだなって痛感した記憶がある。

 

だから、そのお金で買ったスーツには特別な思い入れがあった。

自分で働いて得たお金でスーツを買ったときの高揚感は、30年近く経った今でもおぼろげだが覚えている。

 

ふと、記念に取っておけばよかったなと思うときがある。