こんにちは、ヨウです。
仙台の観光地巡りの“かなめ”とも言える便利なシティバス、るーぷる仙台。

コンパクトで可愛らしいデザインのるーぷる仙台は、仙台市青葉区の中にある観光名所を中心に循環しているバスです。
仙台市青葉区には、あの仙台藩主・伊達政宗が築城した仙台城の跡地や、政宗公の霊廟である瑞鳳殿(ずいほうでん)があります。
どちらも仙台では有名な観光地です。
・・・が、私はどちらにも一度も訪れたことがありません。
伊達政宗の孫、伊達光宗公の霊廟・三慧殿には何度か訪れているのに、なぜ一番代表的な政宗の方には行こうと思わなかったんだろう??
www.punk-tata-8804tantan.com
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政宗公の霊廟である瑞鳳殿は、テレビではその煌びやかな姿を見たことがあり、一度生で見てみたい!と思っていました。
ということで、地元民ながら初のるーぷる仙台・初の伊達政宗ゆかりの地巡りを含む仙台観光を敢行しました【シャレじゃありません】
いざ、参る!!
初めての“るーぷる仙台 ”
るーぷる仙台は、仙台駅前にあるバスプール「西口バスターミナル16番のりば」から乗ることができます。

乗り場のすぐ近くに乗車券売り場があるので、『るーぷる仙台1日乗車券』を購入。

大人ひとり630円で1日乗り放題。

仙台を観光するなら、『るーぷる仙台1日乗車券』を買うのがオススメです!
もし1日乗車券を買わずに乗った場合、料金は一律260円なので3カ所以上の観光地を巡るなら買ったほうがオトク。
また、1日乗車券を持っていると入館料がちょっと安くなったりメリットがいろいろあることを、私も今回初めて知りました。
るーぷる仙台専用の停留所は15カ所あり、仙台駅前始発で約1時間10分をかけて循環します。
ちなみに仙台駅前発着の順回りのみの運行で、逆回りルートはありません。

赤でバツがついている所は施設が休館日という意味らしい。
行こうと思っていたところも休みだったのでザンネン・・
瑞鳳殿
るーぷる仙台に揺られること約15分、さっそく瑞鳳殿に到着。
バスを降りると、すぐ本殿が見えるのかと思ったら、まず現われたのは周りが木々に覆われた緩やかな上り坂+石段。
写真を撮り忘れてしまい画像がないのですが、上り坂も石段も結構長めで、上っている間は瑞鳳殿の姿は全く見えない(;^_^A
この長めのアプローチでちょっと息切れしましたが、周りが木に囲まれてるので夏でも木陰になっていて気持ちよく歩けます。
ゆっくり歩いて約10分ほどで、やっとチケット売り場に到着。
チケット代は通常大人570円ですが、るーぷる仙台1日乗車券を提示で110円引きの460円♪
瑞鳳殿では
- 涅槃門(ねはんもん)
- 瑞鳳殿
- 善応殿・感仙殿
- 瑞鳳殿資料館
を拝観。
内容が濃い場所だったので、瑞鳳殿のみのことを別に記事に書くことにしました。
ちなみに瑞鳳殿はこんな建物です。

遠目にも細やかな装飾や色使いが一目瞭然。
間近で見たときは、溜息しか出ませんでした。
瑞鳳殿を堪能し、次の目的地へ向かう前にふもとの茶屋でずんだ餅を食べました。
すごくやわらかい餅と豆感がしっかり残るずんだはどちらも自家製で、毎日使う分だけを手作りしているみたいです。
確かに餅からほんのり米の香りがして美味しかった~。
宮城県美術館
次は、宮城県美術館に行くことに。
本当はもうひとつの伊達政宗ゆかりの地、仙台城址に行こうか迷ったのですが、帰り時間が遅くなりそうだったのと、芸術に触れるのも観光の目的だったので今回は泣く泣く断念。
初めて訪れた宮城県美術館は、まず敷地の規模の大きさに驚きました。
敷地面積はおよそ1万760m平方メートルで、野球場くらいの大きさはあるようです。

2階建ての美術館本館のはるか手前に入口があり、その広さがうかがわれます。
瑞鳳殿といい、今回訪れた場所はアプローチが長いな(笑)
手前にある不思議なオブジェはなんだろう?と近づいてみましたが、説明文がなくて結局わからず(^^;
この日はある芸術家の特別展が行われていたようで、そちら目当ての来館客で賑わっていました。
私も特別展を見ようかな、と思ったのですが・・・入館料が。
・・今回は常設展のみにしました。
常設展と特別展ってこんなに料金差あるのっ⁉
と心の中で驚きつつ、気を取り直して常設展示品がある会場へ。
→のちに、特別展を観なかったことを強く後悔することに・・・
この時行っていた特別展の内容が、あのマリー・アントワネットの母、マリア・テレジアが生まれ育ったハプスブルグ家にまつわる展示品だったそうで・・・
私は入館料だけ見て、特別展の内容を確認していませんでしたΣ( ̄ロ ̄lll)
そうと知っていたら1,500円払ったのに~
展示品を観た感想としては・・表現の仕方って本当に自由なんだなぁと感じました。
めちゃくちゃ(失礼💦)に見える絵にも、なにかしら意味が含まれているものなんだと思いながらひとつひとつ鑑賞しました。
やっぱり芸術の良さは私にはイマイチ伝わらないようです(;^_^
宮城県美術館には、展示品以外にも外に『アリスの庭』と呼ばれる中庭のようなスペースがあり、中庭の真ん中にはチェシャ猫らしきオブジェがデンと居座っていました。
大崎八幡宮

この日最後に訪れたのは大崎八幡宮。
わりと車通りの多い街中に、この大鳥居が突如現れます。
鮮やかな朱色の鳥居に、『八幡宮』と書かれた巨大な扁額(へんがく)が圧倒的な存在感を放っています。
大崎八幡宮は伊達政宗の命令によって建立された御社殿です。
大鳥居をくぐると、その先にはもう一つの鳥居が。

こちらの鳥居は大鳥居のような派手さはありませんが、年代を感じさせる佇まいに背筋が伸びる思いがします。
背筋を正し、鳥居をくぐると・・・

なんと、またしても長いアプローチ!
しかも頭上にはすごい数の提灯が!
この提灯は『献灯』という呼び名で、提灯を奉納する事で大崎八幡宮が健勝や発展を願う、といった意味があるようです。
キレイに並んだ献灯の下の石畳を歩いた先には、御社殿への入り口が見えてきました。

この入り口をくぐると、いよいよ御社殿が・・・!

・・・お目見えしたのですが、修繕工事中だったのでしょうか。
半分が布に覆われて見えないという状態に(涙)。
それでも、もう半分の方からは素晴らしい装飾の数々を見ることができました。


金色の竜などの彫刻に朱色に青、黄色、緑、黒・・一体何色あるんだ!っていうくらい、ふんだんな色使いの御社殿。
瑞鳳殿に負けず劣らず煌びやかでした。
今度は、布を取り払った全体の姿を拝みに来たいです。
さいごに
慣れたはずの街なのに、知らない場所がまだまだ沢山あると知った今回の仙台観光。
コロナで遠くへ行くにはリスクがある分(近くでもあるにはあるが)、近くの名所を知るいい機会でもありました。
今回巡ったのは3か所、たった4時間の旅でしたが、そんな短時間とは思えないほど充実した観光でした!